英語学習を再開される方へおすすめの本

最近、図書館に行っては英語学習関連の本を読み漁っています。本屋さんでも英語関連のコーナーにはたくさんの新刊がずらりと肩を並べていますが、新しいからといって良書とは限りません。

図書館にある英語関連の本は、そういった真新しさがない一方で、定評のある本が多くので、参考書選びで悩んだ場合、一度図書館に足を運んでみるのもおすすめです。

私の場合、たまたまタイトルが目に入った本との出会いも楽しみの一つです。

先日借りた本で、自分の中で大ヒットした本をご紹介します。

大ヒットというのも、私が英語学習において大事にしたいと思っていることが、何十年も英語を教え続けている先生が非常に分かりやすく、ご自身の経験を元に書いていらっしゃっていて、驚きとともに、自分の方向性を確認する上でとても安堵感を覚えました。

英語学習を何度も挫折した方へ

著者であるバーダマン先生は、アメリカ出身、在日40年の間で約7,000人の方を教えてきました。

そして、ご自身も日本語をマスターされた「外国語学習者」であるため、英語教育者としてだけではなく、外国語を学ぶ先輩として大事なことを教えてくれています。

ネイティブスピーカーの先生は多いかと思いますが、日本語を知り尽くし、学習者の目線に立って教えられる人は少ないでしょう。

そして、この本はぜひ英語学習に何度か挑戦し挫折してしまった方に、英語学習を再開する前にぜひ読んでいただきたい本です。

必要性は?目標するレベルは?

そもそもなぜ英語を学ぶ必要があるのでしょうか。ペラペラに話せるようになりたいという方が多い中、バーダマン先生によると、「実際にそのレベルの英語力が求められる日本人は、全体の1割にも満たない」とのこと。

つまり、自分が必要だと思うレベルとそのレベルに達したい目的意識があいまいだと、英語学習は続かないということです。

先生によると、英語と日本語はお互いに学習するのが最も難しい言語の組み合わせだというのです。アメリカの外交官養成を担う機関である外務研究所によると、英語話者が日本語をマスターするにに2,200時間かかるとのことです。

こちらにも似た内容の記事がありました(「英語習得には最低3000時間!達成するための11のコツと学習習慣」)。この記事では中学高校での英語の学習時間を790時間としていますね。残りは1410時間。学校の外でも予習や復習をしているでしょうから、残りは1000時間とします。

そして、大人になって毎週1時間英語の勉強をしたとすると、約26年かかる計算になります

どうでしょう、26年はゾッとしますね。もし学習時間を増やして、週に2時間としても13年かかりますね。

さぁ、そこまでの年月をかけてペラペラになりたい!という方はいるでしょうか。そして10年以上、毎週2時間の英語学習を続けられるでしょうか。

もちろん、そのレベルに達する必要のある方は頑張れるかもしれません。

しかし、英語をそこまで必要としていない方は、目標を変えて、ペラペラよりも英語を楽しむことを目指した方がが良いのではないでしょうか。

英語学習しながら海外の文化を知る、海外の方とのコミュニケーションを楽しむ、日本のことを伝えるために日本文化を学び直す…。

英語に限らず外国語を学ぶと、見える世界が広がるのは確実です。

最後に、冒頭の一節を引用します。

私の考えでは、英語を含めた外国語を習得するというのは、長く、そしてゆるやかな「道」。彼方にはゴールが見える。もちろん、そのゴールは、各人で異なる。そして、自分が自ら設定したゴールに向けて、ゆっくりと確実に歩みを進めていく―。

ジェームス・M・バーダマン『日本人の英語勉強法』より

ペラペラという山の頂上を目指すのではなく、ぜひその山の麓に何があるのか、探検しながら楽しく英語を学びませんか。

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