もし 君の呼び声に誰も答えなくても ひとりで進め
自分が理解できない言語の響きに心が震えるのはなぜ?
誰もが抱える孤独にそっと寄り添う、ベンガルの人々の心の友。
外から来た私たちにはきっと見えない存在。
その心の友が彼らの生活の至るところで見つかる。
幼いときから彼の歌に囲まれているからこそ、ベンガルの人びとは、たとえ苦境の中でも強くしなやかに生きていけるのかもしれない。
僕らはみんな王さまだ
この王国の中で僕らは夢をもって進む
いつかきっと 王さまの道と一つになる
誰にも傷つけられることのない自尊心を胸に。
今から百年後へ向けて
今朝 春の歓びに触れたことあの花
鳥たちの歌を あの深紅の輝きを
心から あなたに届けられるだろうか
百年も生き続けた彼の歌が、また百年、歌い継がれますように。